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『貴方』



もしも貴方に出会えなければ

今の私は 何処に居たのでしょう



幼い頃の夢は童話のお姫様

絵に描いたような幸福なら

誰かが与えてくれると思ってた

遠き過去の人達に与えられた箱庭の中

私はただ其処に居るだけで

幸せは舞い降りてくるのだと



煌びやかなドレス

宝石の数々に囲まれて

教え込まれた礼儀作法で

作られた自然な笑顔で

うわべだけの態度を繰り返して



上品なお嬢様を演じて





広い宮殿 狭い世界の中で

適当な暮らしに流されて

適当に他人に流されて



型に填まった道を歩いていく

明るく照らされた未来

何処までも見渡せる路

誰からも祝福される人生



それが私の幸福なのだと

そう思ってた…




貴方に出逢って始めて気づいたの

自由を纏った漆黒の翼が

何もかもを見据えたような瞳が

私とは違う力強さが

全て教えた



私が見上げていた空は

思ったよりも小さかった

私が感じていた想いは

思っていたよりも冷めていた



貴方と出会って世界が変わった

定まっていた道は二つに分かれた



迷う事なんて なにも無かったわ

お姫様ごっこはもうお仕舞い

暖かい箱の中にさようなら

小さな世界を出て

大きな空へ飛び発つ



貴方は教えてくれた



この熱い想いを

努力しなければ手に入らない物がある事を

先が見えない緊張感(スリル)を

何も知らないことを突きつけられる

屈辱を



貴方に出逢えなければ

今の私は何処に居たかしら



目の前でちらつく貴方の姿を追いかけて

世間知らず。と罵るその瞳に怯えながら

傷ついて

何度も挫けそうになって

何度も見失いかけて



その度に差し伸べられた暖かい手

向けられたのは冷たい眼差し

嬉しくて 悔しくて

愛しくて 憎たらしくて

大好きで 大嫌いで



私を否定しながらも離してはくれない貴方が疎ましくて

貴方の背中を睨みつけながら

絶対に振り向かせると 心に誓った




私は変わった 貴方の所為で

私は変われた 貴方のお陰で

童話のお姫様にはなれないけれど

それでも 今の私は幸せです



自由に 情熱的に踊る事を覚え

仲間にも恵まれて

料理も そこそこに上手くなって

前よりも ずっと強くなって…



そして



目の前に 貴方が居るから

貴方が私を見て居てくれるから



ねぇ、私 もっと強くなりますから

どうかその瞳を逸らさないで居てくれますか?




R→S 『ティラミス』より便乗



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